なぜ人は人に接する時に、「あの人のことが苦手」と感じてしまうのでしょうか。
なぜ人は「あの人のことが嫌い」と感じてしまうのでしょうか。
人は何かしら苦手な人や嫌いな人に出会うと、人のせいにしてしまいます。
そして職場等ではすごくストレスを感じてしまい、心身のストレスになってしまいます。
あの人の声が嫌い。
あの人と話す距離感が苦手。
あの人のお世話好きなところが苦手なのよねぇ…
何かしら人は相手の雰囲気を見てそう直感的に苦手意識を持ってしまうことがあります。
会うと嫌な気持ちにさせる人にも嫌悪感を感じて距離をとってしまうこともあります。
まぁ、人間だから仕方ないよね、毎日24時間、人は感情というものに左右されていますので、
好き嫌いで判断してしまうことがあってもおかしくはありません。
苦手、嫌い、と感じることは決して悪いことではありません。
自分の中で「防衛機能」が働いており、悪い感情から自分を守っている機能が働いているワケです。
嫌な感情から自分を守ってくれているということは、ストレス回避につながります。
人ではなく、ちょっと自分を意識してみますと、
なぜ人は人を見て苦手、嫌いを感じてしまいのかと言いますと、
自分という中には、「好きな自分」と「嫌いな自分」を持っています。
自分が自分で好きなわたし、は、人にやさしくしたり、何かをプレゼントして良い気持ちになってもらう感情や、笑顔にさせることが好きですね。
でも、人は人を嫌な気持ちにさせることは「嫌い」「苦手」と感じます。
人っていうのは、そういった嫌いな自分の要素を心の中でぐっと抑圧し、表現しないような努力をし、心の奥底に隠していくのです。怒ったりするのも同じことですね。
人は、人を目の前にしますと、その相手自体に自分が感じている感情を映し出します。
いわゆる「相手は自分の鏡」です。
自分の顔や体は鏡に映せばそのものを見せてくれますが、自分の感情は鏡に映しても映し出されません。
では、心や感情はどうやって見ることができるのでしょう。
「他人」を通して、自分の心の状況が見えてくるのです。
他人を通して感じている感情は、まさに自分の感情、なのです。
目の前で一緒に話している同僚がいたとして、その人に感じている自分の気持ちが、「話し方や声が感じ悪いなぁ」「あの人のこういう考え、嫌い」とか思う自分は、
実は自分の中に抑圧された自分の「嫌い」な要素なのです。
感じ悪いのは自分。
あの人の考えが嫌なのは自分の考え方が嫌なのです。
相手が感じている感情が怒りは共鳴しますので、それに対抗して、怒りを自分が表現してしまったら、自分の中に怒りが隠されています。
人は自分ではなく、他人に意識を向け、こういった嫌いな感情を相手もぶつけてしまうのですが、
「あの人が自分に怒りをぶつけた、あの人のせいで自分は怒ってしまった」となり、
相手のことを嫌いになっていくのです。
自分の心の奥底に隠されていた怒りの要素が、他人という鏡によって引き出されてしまう、
自分は本当に嫌いなのは目の前にいる人ではなく、「怒り」という感情なのです。
それに気づくことができれば、目の前にいる人を嫌う・苦手に思わず、良好な人間関係を構築していくことができるのは言うまでもないですね。
どのように苦手な人と関係構築をしていけばいいかお考えの方は、苦手な人とつきあうための考え方も一読頂けると視野が広がって豊かさを手にいられると思います。
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