[こころ] 嫉妬しない方法とは?上手く付き合う方法ご紹介

こころのお悩み

自分にないものを持っている人をいいなと思う気持ち、「羨ましい」という気持ちは人間である限り誰にでもあるものです。

行きすぎたり形を変えたりすると、「嫉妬」という感情に変わることがあります。

そして意味なく強く相手を攻撃することもあり、とても怖い感情でもあります。人間関係を壊してしまうこともあります。

また、人から嫌味、悪口を言われるのも、相手が自分に対して嫉妬心を抱いていることがあります。

そんな時はどうすれば良いのか、どう考えれば良いのか、

上手に人と付き合いたい、恋愛をしたい、職場の人間関係をうまくしたいのにどうすれば良いのか、嫉妬深い性格をどうすれば良いのか、

このような思いが出てくるのであれば、自分を見つめ直す良いタイミングなのだ、と思ってみて下さい。

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嫉妬ってなに?

・ 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を嫉妬する」
・ 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気 (りんき) 。「夫の浮気相手に嫉妬する」

大辞泉より引用

生活全般における嫉妬と、恋愛におけるいわゆる「やきもち」の嫉妬。
他人を妬ましく感じたり、憎らしく思ったりしてしまう嫉妬。

人はどうして嫉妬してしまうのか、そのメカニズムについてわかりやすく解説します。

嫉妬とは自然な感情


嫉妬は人が持つ本能的な感情だとされています。

過酷な環境であっても生き残れるように、人には自分のなわばりを守ろうとする本能が備わっているのです。ライバルの出現などで、自分の居場所が奪われるかもしれない状況におちいると、恐怖心がわきあがって嫉妬につながります。

本能からくる感情である嫉妬は誰にでも起こりうるもの。他人に嫉妬してしまうのは、おかしいことではないのです。

孤独を避けたいから


他の人とのつながり、そのつながりを切られてしまうような不安を感じると、「孤独になりたくない」という気持ちから、嫉妬が起こることもあるようです。

仲の良い友達や同僚に別の人が声をかけ、割って入ろうとする人を目にした時のモヤモヤする気持ちがこの嫉妬心となります。

「ひとりにしないで」という心の悲鳴ですね。

相手に劣等感がある


人は、多かれ少なかれ、他人に対して優越感や劣等感を抱えているもの。そうした他人への評価が嫉妬につながることもあります。

たとえば、自分よりも下に見ていた会社の同僚や後輩が活躍したり出世すると、自分が下に見られた感じがして、これは焦りですが、嫉妬が生まれやすいようです。

逆に、尊敬する上司や自分にないものを持つ人に対しても、「この人はすごい、近づけない」とうらやましがる気持ちが嫉妬に変化してしまうこともあるようです。

他人への評価や比較は自分の思い込みや勘違いにすぎませんが、こうした自分勝手な思い込みは誰も止めてくれないため、嫉妬になって暴走しやすいのです。誰にでもあるのです。

「嫉妬心」の裏に隠れている自分の本当の思いはどういったものがあるのでしょうか。

自分に自信がない


嫉妬深い人は自分に自信が持てず、そのことにコンプレックスを抱いていることが多いようです。

いつも劣等感や自己嫌悪を抱えているようです。

かたや、プライドが高く、競争心を持っています。抱えているコンプレックスや劣等感を人に感づかれることが嫌で、必死に隠そうとします。優劣を気にしていないふりをしながら、実際はとても気にしているのです。

いきなり怒ることがある


嫉妬深い気持ちは、悔しさにも似た感情。

どちらかというと負の感情に当てはまります。負の感情を抱えていると、自己コントロールができず、自分のご機嫌も取れません。

いきなり怒って怒鳴ったり、黙り込んで返事をしなくなったりすることがあります。

過去から動かない


嫉妬深い人は、いつまでも過去の出来事を忘れられないことが多いようです。あの人がこう言った嫌な経験をずっと覚えていて、事あるごとに過去のことを言う人は、嫉妬深い人でもあります。

過去の優劣の結果にずっと捉われ、相手と自分を比較し続けるという特徴があります。自分がされて嫌だったことばかり覚えているから、人間関係のトラブルの原因になることもあるのです。

他人と自分を比較する


他人と自分を比較してばかりの人は、常に他人に対して羨ましさを感じ、相手が悪くないにも限らず、嫉妬しがちになります。

他人を攻撃することで相手を引き下げ、自分を優位に持ってこようとする心の防衛機能。

想像して頂きたいのですが、相手という存在は自分と全く違う人間であり、自分と他人の人生は、そもそも出発点も終着点も違います。生きる土俵がまったく違うのです。

人生というのは自分にひとつだけのものなので、そもそも他人と比べる意味がありません。これが嫉妬心に苦しまないためのカギとなる、本質的なポイントです。

そうはいっても、自分と同じ職場だったり、同じグループだったり、似たような属性の他人と比べてしまうクセのある人は多いです。

これが勘違いのもとで、同じ人間ではあるも、本質的にはまったく別モノなのです。

他人の人生を生きられるわけじゃないのですから、そもそも嫉妬する意味がありません。

他人への嫉妬心で苦しむなんて、まったくナンセンスなことなのです。

不安体質である


嫉妬深い人は、不安をいつも感じています。自分自身の過去・現在・将来を頭に思い浮かべては悲観し、他人を妬ましく思ってしまうのです。ある意味、想像力豊かと言えます。

一度不安を感じてしまうと、なかなか打ち消すことができないクセを持っているので、「なんとかなる」といったマインドフルネス等で考え方を変えていく必要がありますが、まずは、不安な感情が表れてきたら運動や趣味など、頭の中をリフレッシュできることをするのがおすすめです。

どうやって嫉妬心と付き合えば良いのか

どうやって嫉妬心とつき合うか?「嫉妬心をポジティブに転換する」という発想を持ってみよう!という意欲を持つことかと思います。

嫉妬心という気持ちが湧いてくるには意味があるのです。

相手に感じている感情は「そうなりたい」という自分の憧れだったり夢であったりします。

自己実現を叶えるために、良い意味でとらえるのです。

自分と他人を比べて苦しむために嫉妬心を使うのではなく、嫉妬心を抱く他人をモデル(目標)にしてみるのです。


自分と似た属性の人が、自分のやりたいことを実現していると、その人に嫉妬心が芽生えます。これをチャンス!ととらえ、では自分はどうすれば良いかを考えてみると、外に向かっていた気持ちが自分の内側に矢印が向かいます。

そして、その嫉妬に気付いた時が自分の才能を開花させるチャンスととらえます。


あなたの魅力がますます広がるのであれば、嫉妬心もウェルカムではないでしょうか。こうしたい、ああしたい、ああなりたい、だったらどうすれば良いか、という思いを巡らせます。


そういう嫉妬心をネガティブな感情のまま苦しむと自分が辛いだけ、時間をかける意味もありません。次の自分の目標にすることでポジティブな感情に転換してみましょう。

すると、ほどよい距離感で嫉妬心とつき合えるようになってきます。

他人に嫉妬していることを、次の自分の目標に置き換える。そして、もう気にしない。


気にしないというのは、なかなか難しいことなんですけれども、少なくとも以前よりは気にしなくなるでしょう。

実際、同僚等でも自分に向けられる言葉から不満や嫌味等を聞く時もあり、「あぁこの人って私に嫉妬してるんだなぁ」と思うことで、気にならなくなります。

攻撃的な言葉をかけてくる人もいます。その相手も自分と他人を比較して、他人に嫉妬しているのだと思う。そして気にしない。

不満や嫌味って、その人が自分に対して抱いている嫉妬でもあります。

嫉妬されているということは結構沢山あります。


鬼滅の刃の炭次郎も、イライラしている人に「あの人、おなかすいているのかなぁ」という気持ちの向け方も自分の心を楽にする言葉でもあります。

他人へ嫉妬心を抱いて、そのことに心が奪われてしまうと、どんどん視野が狭くなってしまって苦しくなってしまいます。

そうならないように、もっと広い視野で自分の嫉妬を眺めて、自分の目標に置き換えて、あとは気にしない。


自分と他人を比較して嫉妬する意味が、そもそもないのです。
そんな時間があるのであれば、自分の内面を向上させ、嫉妬を魅力に変えていく考え方をしていきましょう。


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