ギリギリまで頑張って、我慢してしまうあなたへ
他者より自分を大事にすることを諦めていないでしょうか。
自分を大事にしたいのに、つい他者に自分がほしかったもの、自分がしたかったことを譲ってしまうと、心が喜ばない状態となり、身体の不調や病気として出る、なんてことはよく言われています。
幸福度の高い人生を歩むためには、自分の心身バランスを整える、つまり「心身の健康」を第一に考える必要があります。心身の健康なしで、仕事の成功、良好な対人関係の構築にはつながらないのです。
幸せな状態、というのは、まず心身のバランスが良好な状態、心が喜楽に満ちることが基盤になります。
その基盤が固まっていれば、不調となっても身体は自然と回復し、自動的に生きるエネルギーへと変えていくことができます。
以下のポイントに意識を向け、お話したいと思います。
- 心身の不調に陥ってしまうのは、どういう時なのでしょうか。
- なぜ健康を崩すまで仕事やその対人関係を続けてしまうのでしょうか。
- どうすればその状態から抜けることができるのでしょうか。
- 辛い時に目を背けて逃げることもスキルのひとり
想像してみてください。
もし、無理や我慢のない、のびのびとした自分であっても良いと許可が出せた時の自由を。
そうなるには、ちょっとした勇気が必要となりますが、心身の状態は良くなり、今後のビジョンややりたいことのインスピレーションが下りてきたり、とても自分らしい人生を歩むきっかけがつかめたりします。
辛い時に無理をして前に進むことのデメリットと、立ち止まることのメリットを紹介する記事です。
立ち止まることで得られる精神的な休息と、その後のパフォーマンス向上について、自分を責めずに休む勇気を持つためのアドバイスを提供します。
休むという視点(選択肢)を持つ
「休むこと」。
当たり前なことが今の社会ではそうすることが許されないと思い込む人も少なくない世の中になったのかもしれません。
「頑張りながら休む方法はありませんか」と思う方もいることでしょう。
かつては自分も心身のバランスを壊すまで働き続け、結果的に昔の無理がたたって今となっても完治せず、長年病院通いをする結果となり、費用も時間もコストがかかっている状態が続いています。
医者と会い、話をするのも、そのために会社に半休にする伝えること等、結構プレッシャーになったりしてるので、体調崩す前に会社にしっかり自分はどうした働き方をしたいのかを伝えたり、休職したり、最悪、会社そのものの価値観に合わなければ、仕事辞めておけば良かったと思うことも後悔する瞬間も度々あります。
ただ、人それぞれ諸事情というものがあり、無理をしてまで働き続けなければいけない理由は沢山あります。貯金がなかったり、借金の返済、家族を養う等。それはそれで無理してでも働かなければいけないという事情もあるんだろうなとも想像します。
日本はそういった面では諸外国よりまだ働けない人支援制度があるようなので、公的機関を頼り相談しつくし、休職手当、失業保険等を受給しながら回復を待つのでも全然遅くはないと思うのです。
自分の身体を慈しみ、自分に厳しくしすぎないこと
自分の身体は自分でしか責任は持てません。友達には「休みなよ」「続けてたら身体壊しちゃうよ」と優しい言葉をかけながら、ご自身の身体にはムチ打つような仕打ちをしていませんか?
身体に異変が出ているのに、心では「こんな弱い自分では嫌われてしまう」「休みたいと思ったら負けだ」「周りの目があるから」といったエゴがざわざわし、頭の方で鳴り響くので、そっちに意識がいってしまい、力づくで前進しようとするのです。
私も頭で分かっていても勇気が出ず、そのままボロボロになったまま放置。でも、結局、会社辞めたのは人から背中を押してもらったおかげ、「逃げても良いんだよ」というたった一言で救われたのです。
「逃げる」のは悪いことじゃない
心身の健康という土台があって始めて人間は動くことができるのです。体が休まれば心の余裕も生まれます。
ご飯も美味しく味わえ、周りの景色がキラキラうつるようになり、楽しいことに楽しいと感じることができ、目標も立てやすくなります。
まずはしっかり休息し、自分の身体を心から愛し、慈しむ。
しんどい仕事、やめたい対人関係、親からの過剰な期待(受験戦争)、別れたいパートナーから逃げられない等、明らかに自分には重すぎる責務、キャパオーバー、DV等の大変なことを、人に調整を相談することができなかったら、また、相談できても相手が聞いてくれなかったら、私は逃げてしまっても良いと考えている人間です。
真面目で、全てのことに一生懸命、誠実に向き合う人は、逃げるというスキルを知りません。
「逃げる」という言葉は悪く感じると思うかもですが、「危険を先に回避する」という意味にもなります。
決してすべての事情から逃げろと言っているわけではなく、自分ではコントロールできない、もはや無理だ、命の危機に感じる、といったギリギリのところで辛さを感じているのであれば、無理やり休んだり、物理的に遠のくスキルを身に着けておいた方が、後々の自分のためになります。
良好な健康状態の地盤が固まると、意識が「一体自分は人生で何をしたいのか」、色々な葛藤がありながらも、整理したい、といった意欲が生まれます。
目標がしっかり定まり、そのゴールに向けて動き出そうとします。
そうするために、何が自分にとって必要なのか(コミュニケーション構築能力、対話力、交渉術等)が分かり、理解する・されるような話し方を学ぶ・社会で使ってみようと心が動きます。
まずは自分を慈しむ = 自分自身を宝物のように大切だと思う感覚を大事にする。
そうすると他者からの理解も深まり、助けてくれる人、手をかしてくれる人が沢山増えます。
それって幸せだと思いませんか?
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