シンガポール永住権解約後に必要な手続き: 日本在住者がNRIC→パスポート番号変更する方法

シンガポール

2023年8月にシンガポール永住権を解約し、それに伴いCPF口座も解約しました。

私のCPF口座に貯められた年金は、シンガポールのDBS銀行の口座に送金して頂きました。


今の今まですっかり忘れていたのですが、永住権破棄の時点で、私のNRIC番号(永住権番号=日本で言うとマイナンバーとなります)は失効されたので、当然、DBS銀行の私の認証もNRICではなく、パスポート番号に変更しなければいけません。

私の今のパスポートは2025年夏に有効期限を迎えるので、新しいのを作ってから変更しようかな、もう少し待つか…とも思ったのですが、

銀行に関するパスポート番号は早めに変更しておいた方が良いな、と思い、銀行に連絡したところ、さすがにこちらは簡単にウェブ等では変更できないとのこと。

SingPassを持っていればウェブ経由でもできるようですが、私は持っていないのでできません。

メールで「Update for Personal Information」という紙がPDFで送ってもらったので、そちらに記入して、パスポートの顔写真のページのコピーを添付して送れば良いとのことでした。

で、日本郵便が提供するEMSという国際郵便サービスを使用し、書類一式を入れて送ったところ、郵送料に1,900円もかかり、びっくりしてしまいました。郵送費、高くなったなぁ…。

そして2週間経過した頃、銀行よりお手紙を頂戴しました。

このプロセスは失敗しました。

え!?


「銀行の窓口に行き、オリジナルのパスポートを提示することにより、NRICからパスポート番号に変更できます」

確かにー。なんでもかんでも紙を送り付けても、それが本物かどうかを証明できないものね。

そして、永住権をキャンセルした時の、シンガポール政府から発行された「永住権キャンセルレター」のコピーも同封してくださいとのことでした。


気を取り直し、麻布十番にある駐在日シンガポール大使館へ赴き、以下の書類をそろえて、Notary Service(公証)を利用し、コピーでもこれは原紙です、という証明書を作成してもらいに行きました。

  • パスポートコピー(念のため、表裏)
  • 永住権キャンセルレター

いずれの書類もパスポート、原紙の書類を持参し、公証人に見せる必要があるので、忘れないように。

3枚で800円。

公証人の立ち合いの元、コピーにそれぞれ「公証人として原紙と同様に扱う」というスタンプを押してもらいました。5分で終了。


さて、EMS送付2日後、書類がDBSに届いたようで、メールで「Update of Passport/Identification Number」という題で、パスポート番号変更のお知らせが届きました!

大使館を訪問したり、EMSを送る手間がかかりますが、日本からでもパスポート番号の変更はできる、ことが分かりました。


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