[こころ]孤独は毒であるという考えを理解する。人とのつながりは孤独感を癒す。解消法のご紹介。

こころのお悩み

「孤独」という文字を見ると、とても悲しく、独りぼっちのような感覚がしますよね。

よくニュースでも、「独身や高齢者の孤独死」をトピックにしている記事を見ますが、見るたびに心が重くなる気がします。

ひとりにいるのが寂しい。

誰かそばにいてほしい。

孤独で心が押しつぶされそう。

そんなどうにもならない感情、一度は誰しも感じたことは少なくないかと思います。

どのような境遇であったとしても、ひとりはとても寂しい気持ちがします。

もし誰かが孤独を感じ、引きこもっている現状があるとすれば、それは果てしない絶望と葛藤を抱えて生きている気がするのです。

生きながら心は消失している、という表現が正しいでしょうか。

なぜ孤独は毒と考えるのか、孤独から抜け出せる方法があるのかをここでは紹介していきます。


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孤独感とはどういった感情なのか

ひとりでいても寂しい、恋人や家族と一緒に過ごしていてもどこかひとりぼっちのような気がする、という心の奥底にある普遍的なネガティブな感情です。

その深い心の奥底では、「自分がこの世にいても何の役にも立たない」「自分は誰にも愛されない害のある人間」といった個人の内面で感じる感情です。

また、幼少期の母親との濃厚な関係に戻りたい、といった願望が満たされないことから生じる喪失感や、昔の破壊的衝動が母親に投影されることで、自分には味方がいないという感覚を今も感じるようです。

そのような幼い頃の自我が今の自分と統合されていない未完了の感情となります。

寂しさという感情の起源は、生まれたての赤ちゃんがお母さんから少し離れた時の寂しい、悲しいという感情が脳のずっと奥深い記憶の中に残っている、その時の寂しい感情が今となってまで、記憶の中に残っている、と言われています。

人間の記憶って、すごいですね。



その先にあるものは?

そんな小さな悲しい感情の積み重ねではありますが、

このような感情の声を聞かず、放置しておくと、人は心身の健康を損ないます。

孤独感が健康にもたらすリスクはそこはかなく心身に影響を与えます。

身体的な健康被害としては、早期死亡リスク、認知症、アルツハイマー、うつ病、がん、糖尿病等を50%アップさせます。またアルコール中毒といった、毎日の飲酒から抜け出せない生活習慣病を招きます。お酒の力で辛い今を忘れようとした人も多いのではないかと思います。

また、ひとりで食事をする独身の死亡リスクも通常の1.2倍となっているようです。

孤独感が、死亡リスク、発病、脳活動でさえ影響があるということが明らかにされているなら、ちょっと怖いですね。

更に、脳活動の思考停止状態も考えられるので、社会的な喜びを感じにくく、他者への共感が低下し、ネガティブな情報に注意が向きやすくなります。



人とのつながりが自分を幸せにする

こういった孤独感はお金でも名声でも出世でも癒されません。

なかなか自分の世界から外の世界へいきなり飛び出すことには相当な勇気やパワーがいるのですが、孤独感を少し和らげたいと思うのであれば、小さなできることをまずはやってみる、

心に慢性的に孤独感を感じるのであれば、そう感じていることを大事にする、ことが第一歩となります。

自分の心が喜ぶことを優先する。

辛いと思っている仕事も、しなくていいし、してもいい、

いやな人間関係も、つくらなくてもいいし、つくってもいい、

ダラダラ過ごすこともいいし、しなくてもいい、

寂しさで心が張り裂けそうであれば、誰かにその気持ちを表現してみる、

どっちでもいいことを良いと思えば、なんとなく楽になりませんか。

自分の気持ちを無視せずそのまま従い、その時の感情に寄り添い、自分で自分をハグできれば、はるか昔、大好きなお母さんと少し離れて感じた寂しさの穴は少し埋まるかもしれませんね。

そうすれば心は少しずつ満たされるのやもしれません。

自分の心にまるを。

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